ガソリン生活。
伊坂幸太郎の『ガソリン生活』。読みました。
ガソリン高騰に対する社会風刺的な話ではなく
原油で儲かっているアラブ諸国に対する皮肉を込めた話でも当然ありません。
主人公は車です。
喋るんです。車同士で会話もします。でも自転車とは言葉が通じません。
それに、人間とも喋れずファンタジー的な内容ではなく、ミステリーに分類されるんだと思います。
感動する所もあります。
伊坂幸太郎の作品は好きです。
そもそもの読み始めたきっかけは、DVDで『ゴールデンスランバー』を見て
「こんな結末じゃ、主人公や自分みたいな平凡に生きてる人間はたまったもんじゃない!!」
と思い、原作は違う結末なんじゃないかと確認で読んだことです。(原作も同じ結末でした)
それから、10作品ほどは読んだと思います。
1番好きなのは『砂漠』です。
『ガソリン生活』はその次に好きな話です。
これを読むと、愛車を大事にしようと思えます。どんなボロ車でも。
車を持ってる方には特におすすめです。
ぜひ読んでみて下さい。